やまむら歯科

from:副院長・歯科医師 三ツ口 武志



先日、ある本に

「企業が成長し、低迷していく典型的なシナリオ」

というお話がありました。

世の中には低迷している企業がたくさんあります。

それらの低迷企業も、昔は成長企業だった時期があって、どこかでその成長が止まり、今も次の成長路線を見いだせないままでいる・・・のだそうです。

いろいろ試行錯誤した結果、大ヒット商品が生まれて、一気に企業が大きく成長してしまう。

しかし次のヒット商品は生まれないまま。。。という

まるで一発ギャグが当たった芸人さんみたいです(笑)

そう考えると、私たちが良く知っているような大企業は、新しいヒット商品を出し続け、成長を続けていく本当の「実力」がある会社なのだと思います。

しかし、この実力はどこでいつ身に付くのでしょうか?

もしかしたらそれは、

「仕事がうまくいっているとき」
「調子がいいとき」
「うれしい・たのしいとき」

なのかもしれません。

というのも企業が低迷状態に陥った理由を調べると、

自社にヒット商品が出て経営状態が良い時に

「なぜ上手くいっているのか?」
「なぜ競合に勝っているのか?」

という因果関係や理由を明確にすることなく、

「うまく行っているからいいや」

と勢いだけで突き進んでしまって、気が付いたら、時流に乗り遅れてライバルに先を越されたり、大きな問題の種を見落としていたりしているそうです。

個人の仕事においても同じことが言えるのではないでしょうか。

「仕事がうまくいっているとき」
「調子がいいとき」
「うれしい・たのしいとき」

というのは、自分の状況を客観的に見れなくなりがちです。

自分の能力を見誤ってしまうこともあるかもしれません。

「成功したから、できたから、もういい」

「上手くいってるからいい」

という態度で後ろを振り返らずに進んでいくと上手くいかなくなったときに、どうして良いか分からずパニックになってしまいます。

「どうして仕事がうまくいったのか、できたのか」
「自分の実力でできたことなのか、それとも環境によってできたことなのか、たまたまだったのか」

という事実と原因をしっかり追究して、一発ヒットにならないように、成功を再現できるようにして本当の「実力」にしなくてはいけません。

仕事がうまく行っている時ほど、

・謙虚な姿勢で基本に立ち返った仕事をして実力をつけること
・新しいことにチャレンジして、今の場所で「あぐら」をかかないこと

成長し続けるために大切なことだと私は思います。

「インビザライン」「マイクロスコープによるエンド」「MRC」など、今は最新かもしれない私たちの医療技術や医療知識も、時間が経てば過去の技術と知識になっていきます。

医療現場で働く私たちは、その時までに次の新しい成長カーブを描く準備をしておく必要があります。

あるいは日々の改善、改善の繰り返しで、その日が来たのが気づかないくらいに成長し続けることが医療人として大事です。

忙しい時ほど、こういった基本に立ち返りましょう。

上手くいってる時ほど、次の成長の課題を見つけましょう。

共に成長していきましょう。